とんなんしゃーぺい見聞録

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春はあけぼの

桜も長く楽しめましたね、こんにちは小僧です。


 お山では、お彼岸あけに降った雪は60センチにものぼり、春が遠くなると思っていました。毎年楽しみにしている桜も今年は寒さが続いたおかげ?で中旬くらいまで十分楽しめました、、、、といってもお山にいたのでほとんど見れていないのですがね。お山の生活は日の出が中心、現在の起床時間は4:30です。眠い目をこすりながらお勤めの時間になるのですが、お経をあげていると自然と体の中から目が覚めていきます。そしてすがすがしい気分になります。まさに枕草子にあるように「春はあけぼの」 夜が明けてゆく頃がなんともいえない美しさ、清浄な空気がありますね。



息子が2月に歩き始めてより、今に至るまでひたすら泣いています。泣くのが仕事?とはいえ四六時中泣いているような錯覚になり、気持ちもなんとなく落ち着きません。おかあちゃん大好きっこなのでおいらがお山にいっていてもそれほど影響はなさそうです。それでも久しぶりにかえってくると笑顔で歩み寄ってくるのがなんともいじらしいものです。現在は家内の教育に対する気持ちが非常に高ぶってきて今後のしつけや勉強についての活発な意見交換が夫婦で行われています。元気で育てばいいや、、、、と思うものの、立てるようになり、歩けるようになり、話せるようになり、とどんどんできることが広がっていくと親の欲、期待もどんどん膨れ上がっていくように思います。もっと賢くなってほしい、もっと早く走れるようになってほしい、と願う親の気持ちを少し体感しております。若いころは大きく夢を見てどんどん目標に向かって躓きながら走っていくのが若人ということでしょう、私も子供たちと一緒に成長していきたいとまた強く願うようになりました。またお山には最近国外のお客さんも増えてきており、色々な場面で英語を使う機会も増えてきました。また英語の勉強も始めていきます!



家のほうも基礎工事が完成して、あ!っというまに柱が立ち屋根がのりとこちらも順調に進んでいます。それにしても家ってこんなに早くたつものかと驚くばかりですね。子供のころにかんなで削って、墨うちをしてなどと子供心をくすぐるようないろんな道具があったものですが、二日で骨組みができてしまうとは、、、、、AI(人工知能)にとってかわられる仕事が今後ますます増えていくそうですが、家もロボットが建てる日がきたりして?



最近高校の同級生にあったときのことです。彼は陸上部で一緒に汗を流した仲間です。その彼がシニアの大会にエントリーしていることを知り、挑戦してるね、かっこいいねと話しました。また彼は遊びも一生懸命で家族も大切にしています。そうしたことをSNSで拝見して知っていたので、「よく挑戦し、よく遊び、人生楽しんでいるね!」と声をかけました。すると彼は想像していなかった言葉を返してきました。「おふくろを去年なくし、人生後悔しないように生きる、挑戦していくことに決めた」と。彼の顔には高校時代の優しいおもかげから経営者としての覚悟と自信がのぞいていました。「しっかり遊ぶのは、逆にいえばしっかり仕事をしたから。だから人生挑戦していくこと、後悔しないためにはやりきって生きていくことが大事だと思う」と。うん、彼に勇気づけられ教えられました。わたしもたるんだお腹ともつれる足がありますが、またフィールドに出て風を切って走ってみたいと思いました。わたしも挑戦していこう!










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中日に思う

ダイヤモンド富士に沸く七面山からではなく自坊から発信しております。


 春分の日秋分の日には現在お勤めさせて頂いております、七面山敬慎院ではダイヤモンド富士が拝せます。といっても天候に左右されますが、朝日の昇る姿がちょうど富士山の真上なんてそうそう見られませんね。特に今年は明日20日になります春分の日のダイヤモンド富士にはまだ雪が残る境内で、力強い日の出とぬくもりが余計に感じられ、荘厳な雰囲気に包まれます。こうした伽藍の配置を実行した古人の知恵には本当に頭が下がる思いがします。


さて今日は彼岸らしい話というよりはそれよりさかのぼること1週間、3月11日についての記事になります。お山のお勤めを終えて10日に下山した私は自坊に戻ると事務処理があったのでそれをこなしてすぐ宮城県の仙台市に向かいました。夜7時ごろの仙台市内は小雪が舞う寒い日でした。旧知の方の食事の席にお邪魔させて頂き明く11日の打ち合わせを名物の「せり鍋」を食しながらいたしました。


夜が明けて11日、東日本大震災から7回忌となる丸6年の節目を迎えました。以前は岩手の大船渡に毎月のように通ったりしておりました。思い返せばちょうど3回忌の時もここ仙台で全国日蓮宗青年会の一員として行脚をしました。今回はお山の上司になります先輩上人と二人で荒浜地区の海岸沿いを、お自我偈の写経をしたお経芭を巻きながら歩きます。




7回忌 慰霊行脚@仙台




風の強い日でしたが、大勢の遺族や元住民の方々が手を合わせにくる中、静かに波の音を聞きながらひたすらにお題目をお唱えします。




20170311 7回忌 東日本大震災@仙台


慈聖観音さまの前で一読をして、2:46の正当に法要を行う仙台市内にある、日蓮宗本山孝勝寺さまへ移動しました。



7回忌法要@仙台 孝勝寺



写真の中にある御宝前には、身延山大学で制作されている慈母観音像が運び込まれておりました。ここでは全日本仏教青年会や全国日蓮宗青年会の共催で慰霊追悼法要が、加盟する各宗派団体による合同法要が営まれました。2時の開式から読経や焼香が始まり、慈母観音さまへの修法法楽が厳かになされました。そして2:46分、お題目の南無妙法蓮華経になぞらえた7回の梵鐘の音と共に黙とうがささげられました。6年前の当時の様子をつぶさに前日伺っていただけに、また岩手のお世話になった被災者の方々の恐怖と喪失を思うにつけ、滂沱となり首にかけた撰経が濡れました。堂内からもすすり泣く声やじっとこらえていたのか鼻をすする音が聞こえてきます。法要が終わるとこの観音さまへの「ひとのみ」運動ということで参加の僧侶、130名と遺族がそれぞれに一刀づつのみいれをしました。その切れ端のカケラをお守り袋に収め参加者全員が持ち帰りました。別にどこにいても祈ることはできるわけですが、今回はどうして7回忌という節目に東北でお参りしたい!との気持ちが強く、お山の勤務もお休みをいただきました。また新たに仏縁をいただいたりと人と人とのつながりの温もりを再確認した日にもなりました。




荒浜に向かう途中に、ぽつんと本当に小さな小さな神社の祠がありました。津波の規模を考えると到底その場に姿をとどめることのできないほどの建物ですが、威厳をもって整地がすすむただ中でたっておりました。たくさんの命をうばった津波ですが、こうした不思議な守護のお力を目の当たりにして、わたしたちの祈りの場所というのは本当に尊いものだと実感しました。




忘れない、ということも大切な供養になる それもまた今回の行脚で感じました。










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鬼のような、、、、

まだまだ寒いですね、こんばんは小僧です


 タイトルには鬼のようなと書きましたが、またしても月遅れ感がでています。節分が無事終わったのもつかのま、冬山となり閑散期となったお山のスケジュールよりも下の事(山を下りて自坊の法務やら)で追われてしまっています。今夜は地元の地区の監査の日でした。それぞれ消防やら公民館やら体育協会など地域の活動を支える団体の年度末の会計報告です。私も昨年4月からこの南部町中野地区の会計主事として区で所有するところの公民館の使用についての様々な行事についての会計報告を行いました。山をくだってこういった法務以外の用事もたくさんはいってきます。子供の行事もそうですが、この年明け以降本当に、時間に追われる生活をしてきております。まだまだ年度末様々な用事が詰まっておりますよ!


そういえば昔色々な行事や予定をダブルブッキングして大変恥をかいてきました。ええ、あれはモテモテだったあのころにデートが忙しくて、、、、っていう見栄はうそになりますね、失礼しました。しっかりとスケジュールの管理をしておらず、頭の中でカレンダーを作り管理しておりましたが、そこはやはり万全ではありません。しばらく時間がたつと結構忘れます。そして予定が二つ重なり、ああ~どうしましょう!片方を平謝りでキャンセルいたしました。そうした轍を踏まないよう対策を考えました。そこで今職場で流行り?の3年手帳を購入しました。これならお山の業務もメモしておけるし、何をどう処理したかもメモってさえいれば後で確認ができますしね。なにより手帳の紹介文がよかった。「この手帳で夫婦の会話が増えた!」とありました。けっして会話が少ないわけではないですが、子供の成長なんかも合わせて書いておけば、あ~あの時はこんなことで悩んでいたんだねと思い返せます。つい最近もお世話になっている方のお母さまから、「最近子供はご飯食べてるの?」と聞かれ、ものすごい食欲ですよ、ガハハハッ!と返答したんですが、よくよく考えてみたら年末に粉ミルクばかり欲しがって全然食べないんです~(泣)とオロオロしながら子供の様子を伝えたことを思い出しました。のど元すぎれば、、、の言葉のとおり今が時間軸の中心なので過去はすっかりきれいに忘れておりました。そんなこともあり仕事や子供のこともこれから記録していきたいと思っています。



お山の上り下りも10年前とは違い体力的には衰えてきていますが、気持ちの面で余裕があります。家族や子供がいると以前よりも張り合いがでて、よっしゃがんばったるで~!と行き来をしています。ただし登りの時間はだいたい3時間切るくらいですが、下山は2時間くらいかけないとひざが痛くなるように。これは「お前はもう年なんだからちった~気をつけろし(山梨弁)」という具合で最近は足腰の状態に注意しております。




気づけば3月もお彼岸の時期になりました。これからは気候も本格的に暖かくなるでしょう。繁忙期に向けてしっかりと心も体も準備して迎えたいと思います。そしてもうすぐ桜の季節!今年の開花はいつになるでしょうか? 




ここで今月の一句

 雪折れの 足跡消して けものみち







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今年もよろしくお願いします!

新年あけまして、おめでとうございます! っとご挨拶が月遅れになってしまった小僧です。



 年末年始をお山で迎え、なんやらかんやらと仕事をこなしていたらあらもう節分。時間の流れが以前よりも早くなりました。お山の様子も雪景色に代わり、冬本番となりました。家庭に目を向ければ1歳4か月を過ぎて息子がようやく歩き始めました。まだまだ見ていて危ないですが本人は新しい世界が広がって楽しいようです。お風呂に入れてもいやいやで泣いて嫌がってましたが最近はお風呂も慣れてきた様子。男の子はかわいくないかなと思っていましたが、今は彼の笑顔にとても癒されています。反面、泣いたり嫌がったりするときの力が娘の時とはぜんぜん違うのでおむつ替えもてこずったりしています。住職も毎日彼のほっぺにキスをするのが日課になっていてスキンシップを家族全員でたくさんとっています。


さて昨日は節分会が妙久寺で執り行われました。

節分とはまさに運気のかわりめであります。立春大吉! という気持ちをもってあらたな幸運気を導いていきたいとことです。

水行丁酉


まずは水行で身を清めます。毎年ぶっつけ本番ですが、子供のころは住職がこれに備えてお風呂で水をかぶっていたのを思い出します。またこの水行をみた娘はかぶる真似をして遊んでいるのできっと将来このお祭りのことは忘れないでしょう。昨日のお祭りが楽しかったのか今日も夕食のときに「お祭り今日もやろうよ」 「いっぱい人がくるね」  「またお菓子食べたい~」と興奮気味に話していました。


鬼 丁酉



そして参拝者のみなさんとお経を唱え、御祈祷をします。



御祈祷 丁酉




家内がいい仕事(撮影)をしてくれました。普段はおっちょこちょいなお父さんでもびしっと決まって見えるいい写真だと思います、ええ自画自賛ですよ。




干支にちなんだ株式相場の格言で「申酉騒ぐ」という言葉があるように今年は色々な変動がありそうですね。ちなみに全文は

「辰巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ、戌(いぬ)笑い、亥(い)固まる、子(ね)は繁栄、丑(うし)つまずき、寅(とら)千里を走り、卯(う)跳ねる」


というそうです。庫裏の建築も始まり何かと出費の多い一年になりそうですが、一生に一度であろう大事業であります。今後の生活の基盤になる家ですので、しっかりと家族と財産を守る建物になるようにしたいものです。




ここで新年の一句


 かじかみて つぼみのごとし たなごころ





本年はもうすこし更新頻度を増やせるよう鋭意努力したいと思います。それと3年日記を買いましたのでそちらのほうもしっかりとつけていこうと思います! 



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大自然

今年もあとわずかですね、小僧です。


 8月1日付けで七面山に奉職することになりはや4か月が過ぎます。9月の大祭、10月のマイホームの地鎮式など毎日もりだくさんの日々を送りながら家と山を往復する日々でした。時間は見つけられる!といってみたものの、そういった時間があればおむつの一枚でも替えたり、実務をこなす日々で更新もままなりませんでした。


娘は3歳半になりだいぶおしゃまさま、一丁前の発言をするようになりました。「今日はおとうちゃんと寝る~」といってかわいくってしかたなかった彼女もすっかりおかあちゃんとの過ごす時間が増えて、「とうちゃんいつもいないからおかあちゃんと寝る~」にかわりました。子供ばなれはいつかはしなくちゃいけないけれど、一番かわいいといわれる3,4歳、一緒の時間を大切に遊んだりスキンシップをしたいと思います。一方で息子の方は娘とまったく違う成長の仕方をみせています。まず1歳3か月を過ぎましたがまだ自力で立ち上がれません。男の子は遅いのよ~と声をかけて頂く中、わたしたちもあせらず見守っています。またミルクもまだまだ飲みたいとギャンギャン泣きます。泣き方があまりにひどいので24時間一緒にいる家内もだいぶ大変であろうと思います。家に帰ってきて「おいらこんなに育児手伝ってるもんね~」と自慢げに働いていても、24時間体制には到底かないませんね。毎日あれだけ泣くのを聞きながら家事育児にお寺の仕事まで、本当に頭が下がる思いです。そして父や時折顔を出してくれる姉、近隣の方々に見守られての生活でした。あ~感謝感謝!


12月初旬、長野の碌山美術館にいく機会がありました。その中の展示の中に彫刻家の戸張孤雁の一文に目が留まりました。



kogan.png



七面山で過ごす時間の中で雲の流れ、風の音、霜柱や落ち葉といったたくさんの現象から大自然の不思議と命を感じます。その中で生活すると、些細な事や身近なストレスも、風雨に耐えてきた山や木々に比べたらなんと小さいことかと、くよくよしている自分に喝をいれたくなります。そしてその美しさや厳しさに触れる瞬間に、言葉を超えた感動が生まれます。


先日いつぶりだったか忘れてしまいましたが、七面山の北参道から下山しました。まったくひとけのない道をひたすらくだっていきます。周りの山々がいつもと違う景色なので立ち止まっては呼吸を整えつつ、なんだか楽しくて嬉しい気持ちになりました。まさに孤雁のいう大自然の美しさをつかみ放題といった具合でしょうか、体は疲れましたが心と頭はすっきりとした気持ちになれました。


今年は元旦にしっかりと目標をたてて計画的に過ごしてきましたが、うまくいかないこともしばしば。色々躓いたり立ち止まったりしてゆっくりと前に進めばいいよとそう思っています。100%できたらもっと厳しい目標になってどんどんエスカレートして、できなくなっておおいにへこむ姿が目に浮かびます。ちょっとづつちょっとづつ、子育てと並行しながら来年も成長できたらいいなあと思って年末年始をお山で迎える予定です。


みなさまもどうぞよいお年をお迎えください




プロフィール

Tiger

Author:Tiger
山梨県南部町在住
妙久寺副住職 
駆け出しの小僧さん 

富士川沿いで四方を
山々に囲まれた田舎寺便り

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